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外科症例

※本人もしくは保護者の了解を得た症例のみを掲載しております。

 

下顎前突 下顎右側偏位の場合

 

主訴: 顎がゆがんでいる 八重歯
診断: 下顎の右側偏位を伴う骨格性下顎前突
初診時年齢: 18歳4か月
装置名: クアドヘリックス バイヘリックス マルチブラケット装置
抜歯非抜歯: 上顎左右第一小臼歯抜歯
治療期間: 2年7か月
症例の概要: 顎のゆがみを主訴に来院された患者さんです。左手で頬づえをつく癖があり、下顎が右側に偏位したものと考えられました。治療はまず術前矯正として、上顎左右第一小臼歯を抜歯し、クアドヘリックス、バイヘリックス、マルチブラケット装置を装着して、上顎前歯の唇側傾斜、下顎前歯の舌側傾斜を改善し、手術後の咬み合わせを想定し、上下顎歯列弓の巾を調整しました。手術前には連携病院である外科とカンファレンスを行い、手術方法、顎骨の移動量について打ち合わせを行いました。この患者さんは上顎の偏位もあるため、上下顎の骨切り手術を行って頂きました。術後矯正として緊密な咬合が得られるよう調整し、術後7か月後に装置を撤去しました。入院期間は2週間でした。多少の偏位は残りましたが、顔貌はかなり改善されました。
治療費:

健康保険での治療となります。矯正治療は3割負担でおよそ30万円
また別途外科での治療費がかかります。

リスクと限界: 一般的な矯正治療のリスクである歯の痛み、虫歯、歯周病、口内炎、歯肉退縮、ブラックトライアングル、歯の抜歯、歯根吸収、顎関節症、後戻りに加え、外科的なリスクとして、10日〜2週間程度の入院が必要となります。しばらく下唇やオトガイにマヒがおこることがあります。手術直前まで、どんどん咬み合わせが悪くなることがあります。

 

 

 

 

 

 

治療の流れ